12月も京都行こう。
現代アートの美術館を2つ巡ってきました。
1つめは、何必館。
“かひつかん”と読むそう。
常設展示の“魯山人”目当てです。
場所は、阪急電車河原町から
歩いて8分。街中にあります。
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細長いビルで、入り口が狭いから見逃し注意です。
![](https://i0.wp.com/hirunenikki.com/wp-content/uploads/2018/12/IMG_7582.jpg?resize=434%2C968&ssl=1)
今の特別展示は、ロバート・ドアノーの写真展。
ドアノーの愛したパリ。
ドアノーと言えば、「市役所前のキス」に代表される
パリの瞬間を神業で切り取った写真家という印象でした。
(のちにこのキスは演出だとこの恋人たちが
名乗り出たそうだけど、それでもこの写真は神業だ。)
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「ねぎを持つ恋人たち」
このキスは、恋人たちのキャッキャ感が
こちらまで伝わってきて、ニヤニヤしちゃう。
(男性の買い物カゴにネギが入っているのを
タイトルにするなんて、お茶目っす。
目を凝らしてまじまじ見たけれど、日本のネギとは違うなぁ。)
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ピカソのパン
「ピカソの手がぷくぷくに膨らんでる⁈」
と思ったら、パンでした!
こわい顔をしながら、茶目っ気たっぷりのピカソ。
他の写真も、お茶目な瞬間を切り取った写真ばかりで、
予想以上に楽しめました。
こんな風にゆったりと展示されてます。
人も少なくて、貸切気分です。
気に入った写真の前で、順番を気にすることなく過ごせます。
(外国の旅行者の方が多かったです。)
![](https://i0.wp.com/hirunenikki.com/wp-content/uploads/2018/12/IMG_7633.jpg?resize=543%2C404&ssl=1)
1階から3階までが、ドアノー展。
お次は5階にエレベーターで移動するように
案内がありました。
ドアが開いたら・・・・、目の前に紅葉の庭がありました。
思いがけずに、ビルの中で紅葉の庭を独り占めできました。
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お庭の奥は、居心地の良さそうな和室です。
床の間には、村上華岳の太子樹下禅那図がかけられています。
菩提樹のもとで座禅修行する若き日の釈迦を描いた絵。
お釈迦さまの顔は、遠目でぼんやりと眺める展示です。
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欲を言うと、樹木希林さんが気に入って、
わざわざ立ち寄って見たというお釈迦様のお顔、
もっと間近で見たかったなぁ。
何必館のホームページの写真でみると、
深い優しさを感じさせるまなざしです。
![](https://i0.wp.com/hirunenikki.com/wp-content/uploads/2018/12/taishi.jpg?resize=365%2C485&ssl=1)
その次の案内は、エレベーターで地階へ。
北大路魯山人の作品室に向かいます。
![](https://i0.wp.com/hirunenikki.com/wp-content/uploads/2018/12/IMG_7625.jpg?resize=462%2C617&ssl=1)
魯山人の作品の展示は、枝を生けたり、水に紅葉を浮かべたり、
意匠を凝らしていました。魯山人への愛を感じます。
ポスターの椿鉢が想像よりも大きくて、え⁈と戸惑いました。
凡人にはこの大きさが想像できなかった。
「アンタ、こんなんで驚いてるの?凡人やねえ。」
と魯山人先生に笑われそう・・・。
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お茶道具もありました。
お茶碗や蓋置きも、魯山人らしく「濃い」作品ばかりでした。
この部屋も独り占め状態で、じっくり見られました。
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何必館は初めてでしたが、館長さんの作品への愛が
感じられる展示でした。
京都の街中で、静寂を感じられる心地よい空間でした。
また次の展覧会があれば、行ってみたいです。
![](https://i0.wp.com/hirunenikki.com/wp-content/uploads/2018/11/IMG_6563-2.jpg?resize=320%2C180&ssl=1)