目次
サディストは才能だ
えーっと
自慢じゃないのですが、
わたし・・・・
「少しいぢめて欲しい」って顔で
そわそわ話かけてくる。
でもわたし、
期待に応えられないよ
・・・・って感じで、ニコニコしながら戦線離脱。
わたしのドコからサドの香りを感じるのかな?
マゾの香りは分かるけど、
サドを実行する才能と気力が備わってないのだ。
わたしには。
サドって難しいよね。
素人は手が出せない。
いぢめる側には才能がいる。
サディストこそ才能だ。
その意味で言うと
「蝶と花」の蝶野は最高のサドである。
サド界のスパダリだ。
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「蝶と花」あらすじ
学生時代に体育会系で鍛えられた新入社員「花田」は
直属の先輩「蝶野」のゆるい指導が物足りない。
そんなある日、歓迎会で酔いつぶれた花田は
介抱する蝶野にムリヤリ吐かされて
苦しいはずなのに・・・気づけば気持ちよくなっていた!!
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ここで蝶野は花田がマゾだと気づく。
「てめえの性癖くらいは知っておけよ 潜在ドM」
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その後、花田は蝶野にドMの本能を開発されていく。
ドM開発のシーンは
まぁ・・・・めちゃくちゃエロいです(笑)
アダルトです。
1巻でめでたくカップル成立。
2巻で関係はさらに深まっていく。
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なぜ蝶野はスパダリSなのか?
蝶野の秘密が明らかになる2巻は
超濃厚で・・・・控えめに言って最高だった。
akabekoセンセイ、どのマンガも独創的な面白さだが、
『蝶と花』も最高でした。
サドになぜ才能がいるのか
花田の潜在ドMを開発していくと、
花田のマゾ度が進化していく。
そうなると、サド側もグレードアップして
進化しなくてはならない。
サドはワンパターンじゃだめ。
マゾの成長度合いに併せて
プレイもシチュエーションも進化するのだ。
やっぱり・・・
そんなわけで、SMプレイもバリエーション豊かだ。
喉元を締め上げるなんてのは初心者向け。
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おきまりの目隠しプレイとか。
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頑張ったMには
ちゃんと優しい言葉をかける。
ここが重要。
その他にも、
アダルトグッズをつかったり、
場所を変えたり・・・・。
(まぁ、アダルトバージョン・・・・)
シチュエーションを考えるにも
言葉責めの台詞を考えるのも
サドには頭脳がいる。
蝶野のキレる頭脳は、
やっぱり理想のサドだ。
「花と蝶」タイトルの意味
ところで、「花と蝶」は登場人物の名字が
作品タイトルなんですよね。
最初、「花と蝶」って演歌みたいだなー。
芸能界の話かな・・・?と思ってました。
森進一の演歌にあるんですよ。
蝶と花
古すぎて若い人は知らないよね。
花田咲太郎 潜在ドM
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体育会系無自覚ドM純情派
基本的に邪気がなく、無垢。
新入社員で就職した会社で蝶野と出会う・・・ってことは、23歳。
蝶野一片 スパダリS
奉仕のサド
●優男だが、振る舞いは男らしい
●受(女役)だった過去がある
●受の快感を知り尽くした攻
髪型はジョ●・コナーカット(笑)
ターミーネーターの彼ですね。
「外見から中身まで性癖を過搭載して生まれた人」と作者は語っておられます(笑)
「蝶野」は理想のサドです。
ってことで、語ります。
蝶野の「淫紋」には過去がある
このマンガで初めて「淫紋」という刺青を知りました。
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淫紋(いんもん)は、日本のフィクションやポルノグラフィの文脈において、主に登場人物の下腹部に刻まれる紋。
蝶野の刺青はハート♥に見えるけど、
これは子宮の淫紋らしい。
彼には「子宮の刺青を入れられ、メスにされていた」過去がある。
その男と別れ、今では淫紋を消すこともできる。
でも、なぜか消せない。
蝶野の言葉は優しい
サドの行為は遠慮しないが、言葉は優しい。
このギャップがいいのだ。
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サドは自分のマゾを大事に守る。
それが理想のサドである。
蝶野は力持ち(笑)
優男で細いボディだけど、蝶野は力持ち。
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浴室で気絶した花田をお姫様抱っこです。
わたしはこの1コマでがっちりと
蝶野に心さらわれました。
カッコ良すぎだろ。
蝶野は嫉妬深い
蝶野センパイ、普段は優しくてクール。
だけど、いったん嫉妬心が湧くとこんな言葉も言っちゃうぞ。
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オレだろ?
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花田が大好きすぎて、
焦る蝶野に萌えました。
蝶野の笑顔は甘い
普段の蝶野はクールなんだけど、
笑顔が甘いんですよ。
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こんな笑顔されたら、一生付いてくよな。
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花田を抱きしめるのも
もちろん蝶野センパイ。
理想のサドをみせていただき、
良い作品を読みました。
個人的に思うのは
SMプレイがどこまでエスレートするのか、
蝶野が淫紋を消す日がくるのか・・・など
いろいと想像しちゃいます。
そして、きっといろいろあるだろうけど、
2人で離れずに人生を過ごしてほしい。
そう真剣に思ってしまう作品でした。
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最強のマゾはここにいる。
最強のマゾ「矢代」×最高のサド「蝶野」がもし出会ったらどうなるんだろ・・・。
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