最近BL漫画のネタが続いてます。
興味が無い人には「つまんねー」って感じだと思いますが、あと1つだけ!
最近はまってるBLをおすすめします。
日高ショーコ先生の『花は咲く』です。
恋を知らずに成長した少年と
愛を忘れたオジサンの恋物語です。
2人ともゲイという訳でなくて、
気がついたら好きになっちゃった・・・・。
「男同士って、どうするんだっけ?」
「でもキスしたい。触れあいたい」
という初々しい年の差カップルのお話。
![](https://i0.wp.com/img.papy.co.jp/sc/item/cover/9-224722-c400.jpg?ssl=1)
ゆっくり進むラブストーリーで、
BLの割にエロいシーンまでなかなか到達しなくて、
珍しいタイプのBLだと思います。
ぎこちないキスシーン。
息づかいまで伝わってきて、萌えます。
目次
初々しい恋をする2人がたまらない
お話は、広告代理店クリエイティブディレクターの「桜井」が
美大生の「蓉一」が駅でぶつかり合うところから話が始まります。
普通に生きていたら
何の接点もない2人ですが
出会ってしまったのです。
![](https://i0.wp.com/hirunenikki.com/wp-content/uploads/2020/09/2020-09-17-1.png?resize=530%2C586&ssl=1)
孤独な美大生 水川蓉一 19歳
![](https://i0.wp.com/hirunenikki.com/wp-content/uploads/2020/09/2020-09-17-2.png?resize=311%2C626&ssl=1)
父母を早くに亡くした孤独な少年。
古い日本家屋を下宿屋にして、
いとこ達と住んでいる。
画家だった父の影響を受け
美大で油絵を描く。
彼の描く絵は父の画風にそっくりだった。
蓉一は滅多に笑わない。
他人にも関心がない。
恋愛なんて興味がなかった。
そんな蓉一が桜井に対しては
つっけんどんながらも会話をし
どんどん気になっていく。
ツンデレというか、
恋に無防備な蓉一のリアクションが
素直すぎて、可愛すぎ。
最強です。
広告代理店クリエイティブディレクター
桜井和明
![](https://i0.wp.com/hirunenikki.com/wp-content/uploads/2020/09/2020-09-17-3.png?resize=650%2C249&ssl=1)
広告代理店のクリエイティブディレクター。
37歳。
結婚するつもりでマンションを購入したが、破局。
仕事も恋愛も停滞中。
知り合った当初は、
蓉一のつっけんどんな会話に
腹を立てていた。
それなのに、気がつけば蓉一のことを
目で追ってしまう。
これって、恋なのか?
![](https://i0.wp.com/hirunenikki.com/wp-content/uploads/2020/09/2020-09-18-2.png?resize=472%2C523&ssl=1)
こんな目で見られたら、
そりゃあ好きになるよね・・・。
男を好きになるなんて・・・
しかも17歳年下なんて。
いったんは離れようとするけれど
顔を見ればやっぱり嬉しい。
少しずつ2人の距離が縮まっていく描写が
まどろっこしくて、
たまらないです。
不器用な2人が決意するまでの物語
あらすじ
広告代理店勤務の桜井は、帰途ある青年とぶつかって
仕事の資料をダメにされてしまう。
その青年が同じ資料を持っているとのことで家に招かれた。
彼の家は、古くて広い日本家屋。
彼は下宿を営む家主だという。
水川蓉一と名乗るその青年は美大生で、
桜井に対してひたすら無愛想。
桜井は不躾な眼差しの蓉一を
苦手に思っていたが、
蓉一の油絵を見て心惹かれる。
他人に興味のなかった蓉一も
桜井との会話が続くことに気づき
もっと桜井のことが知りたくなる。
お互いに気になりながらも
恋愛に不器用な2人が
少しずつ心を通わせていくが
蓉一の心には両親の死が大きく影を落としてした。
「花は咲く」 萌えどころ
ソウルメイトとめぐり逢う物語
「花は咲くか」はボーイズラブを超えて
孤独を感じる人間が
ソウルメイトとめぐり逢う話だった。
![](https://i0.wp.com/hirunenikki.com/wp-content/uploads/2020/09/2020-09-18-1.png?resize=447%2C433&ssl=1)
ボーイズラブだと「攻・受」の性格付けが見所なんですが、
これは「攻・受」の枠では語れない
お互いの孤独を支え合う物語。
男だから、年下だから・・・の迷いを超えて、
ぎこちなく初恋が始まる物語でした。
ノンケの葛藤が愛おしい
もともとゲイじゃない桜井さん。
(広告代理店のクリエイティブディレクターだから、
女にモテたはずだし、美女も見慣れてる。)
そんな桜井さんが蓉一を好きと自覚してからの
ドキドキする様子が可愛らしい。
![](https://i0.wp.com/hirunenikki.com/wp-content/uploads/2020/09/2020-09-19-2.png?resize=444%2C413&ssl=1)
無愛想な蓉一に最初はイラッときてたけど
好きを自覚してからは
無愛想さを愛おしく感じる心の揺れに萌えます。
舞台となる日本家屋の風情が好き
蓉一が下宿を営む家は、大正時代に建てられた大きな日本家屋。
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この家に蓉一や従兄弟を含めて、男6人で共同生活。
蓉一は広い縁側で庭の花をスケッチしたり、
蔵で絵を描いたりしてて、
日本家屋の安らぐ雰囲気が伝わってくる。
ただ、日本家屋って防音は緩いし、
下宿なので、エロシーンが難しい。
蓉一と桜井さんのベッドシーンも
「声小さくして・・・」と声を殺しならシてました。
それもまぁ萌えるんですけど(笑)
キスシーンが美しい
不器用な2人なので、ベッドシーンになかなかたどりつきません。
読者への埋め合わせなのか、キスシーンが多い。
キスシーンが繊細で綺麗なんですよ。
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”キスまでの間”の描き方がすてき。
蓉一の前髪と瞳から色気がダダ漏れてます。
末永くお幸せに
日高ショーコ先生の漫画って、
常に前向きに道を探していく。
![](https://i0.wp.com/hirunenikki.com/wp-content/uploads/2020/09/2020-09-19-7.png?resize=474%2C689&ssl=1)
他人に興味がなくて、
笑わなかった蓉一が
どんどん変わっていく。
蓉一を変えたのは桜井さんだし、
桜井さんを変えたのは蓉一だった。
これから蓉一がオトナになって
どんなカップルになっていくんだろう。
末永く2人で幸せになって欲しい。
心からそう願います。
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日高ショーコ先生の漫画、その他もすべて大好きですが・・・・
やっぱりコレは別格です。
![](https://i0.wp.com/hirunenikki.com/wp-content/uploads/2020/09/yuutu.jpg?resize=281%2C180&ssl=1)