目次
「努力不要論」この本、タイトルがズルイ(笑)
タイトルを読んだら
って誤解しそうなんだけど、
それはウソ。
タイトルは完全に”釣り”
中野せんせいが言いたいのは、
「やみくもに努力するのは無駄」
ってこと。
確かに、
やみくもに
苦労するのはイヤだ。
中野センセイが推奨してるのは
「真の努力」
言い換えると
「合理的で正しい努力」だ。
はて・・・正しい努力ってなんだ?
「正しい努力」って、なんぞや
中野センセイは
真の努力をこう定義する。
成果を出すために必要な
①目的を設定する
②戦略を立てる
③実行する
目的を設定せず、
ただ努力すれば報われると思うのは間違い。
戦略を立て、実行できれば
実現可能になる。
それが真の努力だ。
それが中野センセイの主張だ。
でもそれって、
と思っちゃった。
本を一冊書くくらい、
すごい発見だろうか。
はてさて。
日本から「努力中毒」を減らしたい
なんて中野センセイが
当たり前のような正論をわざわざ書いたのか。
それはセンセイからみると、
日本人は「努力中毒」が多い。
やみくもに
目標を立てずに
「もっと!もっと!」と
自分を追い込んでしまうタイプだ。
努力中毒になると、
こんなに努力してるんだから・・・と
自分が変になる。
努力中毒のひとほど、
逆に悪いことをしてしまったり、
洗脳されやすくなったりする。
努力中毒になると、
他人の才能を潰そうとする。
努力中毒をセンセイは減らしたい。
その気持ちが
この本を書くきっかけと推測される。
だからあえて
「努力不要論」という
キャッチーなタイトルにしたんだろう。
日本人は「セロトニントランスポーター」が少ない
脳科学で分析すると、
日本人は不安を強く感じる傾向がある。
それは日本人の脳内に
「セロトニン・トランスポーター」という
タンパク質が少ないからだ。
セロトニンとは
セロトニンは神経伝達物質。
セロトニンが充分にあると
安心感を覚え、やる気もでる。
じゃあ、セロトニンがたくさんあると
ワクワク楽しくなるのか。
セロトニン・トランスポーターとは
セロトニン・トランスポーターは
セロトニンの分泌量を調整するたんぱく質。
かみくだくと、
神経繊維の末端から分泌されたセロトニンを、
もう一度細胞内に取り込む役割をする。
この数が多いほどセロトニンを使い回せる(笑)
セロトニン・トランスポーターが
少ないと、不安を感じやすくなる。
中野センセイのセロトニン・トランスポーターの話はこちら
日本人の7割はセロトニン・トランスポーターが
少ないらしい。遺伝的に(>_<)
だから「空気を読み」
「リスクを回避する」ことを重視するらしい。
そして、「努力してなんとかしよう」とする。
なるほどな。
遺伝で決まってることを知れば
不安になっても
と自分で分かる。
そう思えたら、
努力中毒になることは
避けられるカナ・・?
多い?少ない?
どっちだろう?
普段は慎重で怖がりだけど、
ときどき度胸もあるから
セロトニン・トランスポーターは
もしかして多めかな・・・?
努力もいいけど、
自分の才能を見つけるべし
自分の才能を知ると、
成果を出すための努力もしやすい。
たしかにそうだ。
才能がある
↓
楽にデキる
↓
楽しく努力する
↓
レベルがあがって、
楽しくなる。
これが理想だよ。
ただね、
って、人もいる。
自分で自分の才能に
気づいてない可能性もある。
そんな場合は他人から言われて、
気づくこともある。
思い返すと、
周りから「教師向き」だと
昔からよく言われていた。
自分ではまったく「教師」に興味がなかったけれど、
今「保育園」が愉しいのは
それも関係あるのかな・・・?
これだ。
自分の才能を知り、
正しい努力して
楽しく生きていこう。
至極まっとうなメッセージだったな。
おまけ:中野センセイの生い立ちが
PDFファイルで読める
この本に収まりきれなかったエピソードとして
中野センセイのヒストリーが
特典で読める。
フォレスト出版のこのページにアクセスして
ダウンロードすれば読める。
https://www.forestpub.co.jp/doryoku
頭のいい人には
頭のいい人なりの悩みがあるんだなぁと。
頭がもう少し良かったら
人生変わってた?と思うこともあるけれど、
凡才でも毎日愉しければ
それも才能だね。