目次
50歳を超えて、どう生きる?
”はじめに”で、キョンキョンはこう書いている。
そういう訳で、50歳以上限定の対談集。
こんな対談が読みたかった!
キョンキョンだから実現した豪華な顔ぶれ
25名の対談相手の幅広さが嬉しい。
俳優仲間だけじゃなくて、
作家・漫画家・エッセイスト・編集者に
メイクアップアーティストに
バーのオーナー・東京都知事まで幅広い。
物書きサンと話すキョンキョンは
タレントと違う文章家の視点で
語ってて、面白い。
あとね、50代以上の女性たちって
いい意味で気どりがなくて
核心を突く発言がポロポロ出てくる。
それもまた面白い。
文字のみ、写真もないシンプルな対談集。
どうやって生きていこう。
・・・と思っていた自分には
学びのある対談集だった。
56歳で逝った長姉ヨーコさんへ
語りかけるエッセイに思わず泣いた
キョンキョンは巻末で
「ヨーコさんの人生を考える」を
書き下ろしている。
ヨーコさんは、8歳年上の長姉。
キョンキョンが何か困った時には
知恵袋として助けてくれた。
しっかりしていて、
落ち着いていて頼りになる。
そんな姉が病で逝ってしまった後、
キョンキョンは考える。
結局ヨーコさんの56年の人生は楽しかったのか?
幸せだったのか?やりたいこととか、行きたいとことか、
言いたいこととか、本当はたくさんあったのではないか?
時々考えてしまう。
「小泉放談」はあの世のヨーコさんに向けて
「わたし、50代もなんとか元気でやってるよ。」
と語りかける手紙だった。
ヨーコ様。
愚妹は今日から、あなたの人生について
あれこれ考えるのをやめようと思います。
思い出せる限りのあなたの笑顔を思いだして
生きることにします。最後に読んでくださった皆さま。
女はやはり笑顔です。
今日も明日もたくさん笑って生きましょう!
この文章を読んで、思わず泣いてしまった。
生きている者はメソメソせずに、
これからを愉んで生き、
あの世でまた再会しましょう。
そう思えばあの世にいくのも楽しみだ。