こんにちわ、ヒルネです。
美術館で美しいお茶碗を眺めたい!
という欲求がフツフツと湧いきました。
だだねえ・・・楽しみのための外出は
まだ我慢しようかな。
せめて書物の中で名品を眺めようと
手に取りました。
目次
「猿の眼」 市川猿之助
市川猿之助が日常生活で愛用中の
骨董をエッセイと写真で公開している。
彼が骨董にはまったのは、
ドラマで白洲次郎の役を創る上で
骨董商の暖簾をくぐった時だ。
(白洲次郎は稀代の目利きだったのだ。)
彼のエッセイは、所有する骨董自慢ではなく、
歌舞伎の芸のこと、
震災で感じた命の儚さ、
骨董に心ときめく後ろめたさなど
自分の思いを綴っている。
それにしても・・・
愛用中のお茶碗が美しい。
川喜多半泥子作 赤楽茶碗 銘「払雲」
仁阿弥道八作 富士絵黒楽茶碗
絵唐津文字入茶碗 石橋家旧蔵
どのお茶碗も上品で美しい。
ウットリしながら、読み終えました。
これが眼福♥というものだ。
骨董のその後
余談ですが・・・この本に収められた
骨董のいくつかは既に手放したそう。
どうしても欲しい志野焼茶碗があって
そのために所蔵の品々を手放し、購ったそうな。
「なんでも鑑定団」を観ていたら
その志野焼の鑑定結果が驚きの結果でした。
市川猿之助 鑑定団に持ち込んだ志野焼が6000万円「責任が重くなりました」
テレビ画面越しで観ても、
うっとりするような美しいお茶碗でした。
しかも、時代物のお茶碗を今の時代に愛用するって、
カッコよすぎ。
お茶碗も喜んでいるんだろうなぁ。
ABOUT ME