お出かけ

曜変天目茶碗(藤田美術館)を観に奈良へ。仏像と鹿も観てきたぞ。

目次

今年は、3つの曜変天目茶碗が観られるアタリ年。

世界に3つしかない曜変天目茶碗。

  1. 大徳寺龍光院蔵
  2. 静嘉堂文庫美術館蔵
  3. 藤田美術館蔵

2019年は、この3碗が展示会に出展されます。

先日、MIHOミュージアムで大徳寺龍光院の曜変天目を観て
ジワーッと感動してきた。

「曜変天目」を拝みに、MIHOミュージアムに行ってきた曜変天目と聞くと、血が騒ぐ 曜変天目茶碗は、世界で4つしかない。 それだけ珍しいお茶碗なので、 滅多に拝むチャンスがないけれど、 ...

今度は、奈良の国立博物館へ行ってきた。

曜変天目茶碗ツアー、第2弾。
藤田美術館の曜変天目を拝みに奈良へ。

奈良国立博物館は、
近鉄奈良駅から歩いて10分。

「国宝の殿堂」藤田美術館展にやってきました。

外国人観光客に向けて英語・中国語・ハングルでアピールしています。

藤田美術館の曜変天目、瞳に焼き付けた

入場後すぐに曜変天目を待つ行列に並んで20分。

薄闇の中に浮かび上がる曜変天目を
じっくり鑑賞できました。

ここからは、美術館の画像をお借りして備忘録として記録します。


手のひらにすっぽりおさまるくらいの
小ぶりのお茶碗で、横からみた時の
キレのあるシルエットが小気味いい。

3つの曜変天目茶碗の中では、
ひかえめな輝きと言われてますが、
小さな星が瞬く様子に
心がシーンと静かになる。


細かい曜変が天ノ川のように瞬いてます。

今回の展示では、お供の天目台も展示されていました。
曜変天目茶碗だけでもキラキラですが、
天目台も螺鈿細工でギラギラしています。
“金”という文字も螺鈿で細工されていた。
このセンス・・・成金みたい・・・。)

キラキラ尽くしが当時の流行だったのか。

茶室は薄暗いから、キラキラしすぎくらいで
ちょうど良かったのかもしれない。

今回購入した美術展グッズはこちら

曜変天目茶碗3つを並べたクリアファイル。

上から1番目が、大徳寺龍光院蔵。
2番目が、静嘉堂文庫美術館蔵。
3番目が、藤田美術館蔵。

同じ曜変天目茶碗でも、
曜変の様子に個性があり、
それぞれ美しい。

ヒルネ
ヒルネ
もし、3碗同時に展示されたら
奇跡の美術展になるだろうな。

わたしが生きているうちに、
そんな夢の企画展が実現しないかな。

今回、静嘉堂文庫のお茶碗は
残念ながら見に行けそうにありません。
いつか3碗をコンプリートできますように。

可愛らしい亀の香合「交趾大亀香合」

今回の美術展は、曜変天目茶碗の他に、
藤田氏の美意識で収集された
美術品を数多く拝見できます。

この亀の香合は、藤田傅三郎が死ぬ前に
オークションで必ず落札して欲しいと依頼した品。
見事落札したものの、
作品が手元に届く前に亡くなったそうです。


ツンと上を向いた亀の表情と
すぼめた手足が、
ユーモラス。

とぼけた可愛さがありました。

色っぽい地蔵菩薩立像 (快慶作)

あの快慶作の地蔵菩薩蔵。

彩色がしっかり残っていて、
赤いくちびるが色っぽい地蔵さま。

ヒルネ
ヒルネ
そもそも、お地蔵さまって
どんな仏様だっけ?

地蔵菩薩とは?

大きな慈悲の心で人々を包み込んで救う仏。
弥勒菩薩が56億7000万年後に
この世に現れるまで仏がいない状態が続きます。
その間、命あるものすべてを救済する菩薩らしい。

この世で一度でも地蔵菩薩に手を合わせると
身代わりとなって地獄の苦しみから救う
とされる。

親しみを持って、
「お地蔵さん」と呼んでいたけれど、
すごいパワーを持った仏様だったのだな。

反省。
これからは、お地蔵様に
もっと感謝をもって
拝むことにします。

「なら仏像館」は、続けて観ておきたい

奈良国立博物館には
なら仏像館」という仏像ばかり集めたゾーンがあった。

地蔵菩薩を観た勢いで、こちらも拝見することに。

重要文化財級の仏像を
ガラス越しではなく、
後ろからも横からも
眺められる素晴らしい展示。

ヒルネ
ヒルネ
仏像さまに囲まれて
心が落ち着く年になってきた。
ありがたや。

なら仏像館は、明治期の欧風建築。
天井も高くゆったりとしたスペースに
解放された心地になった。

プラス料金になるけれど、
奈良国立博物館に来た時はまた
仏像・仏像・仏像の海に浸りたい。

奈良の「鹿」が今日はガツガツしていない。

美術品を鑑賞したあと、
新緑の奈良公園を歩く。

ヒルネ
ヒルネ
奈良といえば、”鹿”。

この時期の雄鹿は、角がまだ残っている。
鹿らしくて、かっこいい。

いつもなら、鹿せんべいを求めて
そわそわしている鹿たちが落ち着いている。

ヒルネ
ヒルネ
あれ?
おなかがいっぱいで、満足してる?

どうやら、外国人観光客のみなさんが
気前よく「鹿せんべい」をあげているので、
鹿たちはおなかがいっぱいみたい。

今なら、鹿に襲われることなく、
のんびりと鹿を愛でる余裕ありです。

奈良のお土産は、鹿のおみくじ

鹿はやっぱり可愛いなと思ったからか、
「鹿みくじ」をつい買ってしまった。

鹿はそれぞれ顔の表情がちがっていて、
どの子にしようか迷う・・・。

おすまし顔のこの子にしました。

おなかの下に隠れている
「おみくじ」を取り出して・・・。

ヒルネ
ヒルネ
「中吉」だった

めでたさも、中吉なり。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ABOUT ME
ヒルネ
ただいまセミリタイア中。 やりかったことをすることで、自分のこれからを模索中。 カゴ編み、ひとりめしを研究中。おばあちゃん犬のシズカと暮らしてます。

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