本が好き

「出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に会いそうな本をすすめまくった1年間のこと」読了。読みたい本がまた増えた。

目次

本はわたしを知らない世界に連れていく

ヒルネ
ヒルネ
小さな頃から本の虫。
本をオヤツみたいに読んでます。

純文学からミステリー、ビジネス本まで
興味が湧けばなんでも読む。

本を読むと、
今まで知らなかった世界が
広がっていく。
読書は、旅に行くようなもの。
その刺激を味わいたくて、
今日も本を開くのだ。

「出会い系サイトで会った人に本を薦める書店員」
タイトルですでにワクワクする

(あらすじ)
離婚寸前の書店員・花田菜々子。
書店の仕事もだんだん楽しくなくなってきて、
ふと思い立って出会い系サイト「X」に登録。
プロフィール欄に書いた一言は、
「今のあなたにぴったりな本を一冊選んで
おすすめさせていただきます」

実際に出会った人達は魑魅魍魎。
バラバラのプロフィールの人たちに
「その人にぴったりの本」を毎日紹介。

サイトの中で人気になりつつも、
転機がやってくる。
修行のような、冒険のような。
「本」を通して、花田さんがつかんだ次のステージは?

本好き仲間から、
自分では絶対読まないタイプの
本のおすすめポイントを聞くのが好きです。

前に居た会社では、読書会があって
そこで色々新しい本を知りました。

社会科学分野や
広告コミュニケーション論や
デザイン論に、
マニアックな漫画。

ヒルネ
ヒルネ
あの読書会は、面白かった。
会社を辞めたけど、
読書会だけ出席したい(笑)

読書会とはスタイルが違うけど、
この出会い系サイトでのお薦め活動、
花田さんのセレクトが幅広くて、
薦められた本を全部読みたくなる。

巻末に、お薦めした本のリストも載っている。
さっそく「Amazonのリスト」に
登録した。
どんどん読んで、
新しい世界を開拓するぞ。

花田さんは、わたしにどんな本を選んでくれるかな

花田さんは、30分の会話で
その人の人生・職業・興味・悩みを聞き出して
お薦め本を選ぶ。

その生き方は、「フィフティピープル」の
司書だったハンナと似ている。
ハンナは司書を辞めちゃうけれど、
新しい職業で知り合う人や
友だちにも本のアドバイスをして喜ばれる。
生涯「司書」として生きる。
それがハンナの喜びなのだ。

フィフティピープル 50人の痛くて、おかしくて、悲しくて、愛しいハナシ。50人分の「あやとり」ドラマ。つながる愉しみ。 「フィフティピープル」は 50人分のドラマが詰まった短編小説集。 韓国の若手作...

花田さんは出会い系サイト活動をストップしてからも
ずーっと「本屋」で働いている。
今は、東京の本屋さんで店長をして、
日々お客さまに本を薦めている。

「お母さんを亡くしたばかりの女性」が
新潟からやってきて
お薦め本を購入したことも。
本がつらい時期を乗り切る助けにもなる。

ヒルネ
ヒルネ
花田さんだったら、
わたしにどんな本をすすめるかな。

小説かな。
詩集もいいな。
意外と、社会科学の本もいいかも。

妄想するだけで楽しい時間だ。

花田さんが憧れの人「ガケ書房」
山下氏に会って感じたことが気になる

出会い系サイトで度胸がついた花田さんは、
もっとも好きな本屋「ガケ書房」の店主に
会ってくださいとダメ元で頼む。

本について2人で話し込むことで、
バラバラだったパズルがすーっと収まるように
花田さんの心が晴れる。

もう普通の幸せはいらない。恋愛も結婚もいらない。
お金も安定もいらない。何もいらない。
ただ今日見た光を信じて生きていこう。

花田さんがみた「光」、
一生のうちで
一度見えるか、見えないか。

わたしはまだ見えてない。

おまけ:ガケ書房は今、京都ホホホ座になっていた

「京都ホホホ座」という本屋が今面白い。
と聞いていたけれど、
どうやら「ガケ書房」が移転・変身したみたい。

ホホホ座なら、まだ行きやすい場所なので、
今度行ってみよう。

 

ABOUT ME
ヒルネ
ただいまセミリタイア中。 やりかったことをすることで、自分のこれからを模索中。 カゴ編み、ひとりめしを研究中。おばあちゃん犬のシズカと暮らしてます。

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