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作庭家「重森三玲」って、どんな人?
日本庭園を造る人といえば、
はるか昔の安土桃山~江戸時代の庭師だと思っていた。
ところが、昭和に現存した作庭家がいたらしい。
彼の名は 重森三玲 →Wikipedia
カッコいい!
彼が設計した庭で今鑑賞できるのは
日本国内で19の庭がある→庭園ガイドより
特に東福寺の庭が有名。
いろいろ調べてみると
京都には彼の自宅&庭を公開する美術館がある。
それは、重森玲三庭園美術館。
行きたい!
そう思いつつ、
なかなか訪問できなかった。
それは
気持ちのハードルが高くて・・・。
それでもやっぱり行きたくて
友だちと予約訪問してきました。
重森玲三庭園美術館の見学予約には
予約方法は 電話かメール
予約先はこちら → 庭園見学予約ページより
1回の定員は12名。
電話で予約しました
庭園と共に書院・茶室を見学できる
基本は、11時・14時の1日2回の見学です。
(14時のみの日も多い)
見学コースは、庭園、書院+茶室入室見学で、1200円
(茶室に入室できるのは、10月、12月~3月中旬のみ)
茶室にも入室できた♥
春~秋は茶室は外から眺めるのみ
なので、要チェックです。
「スニーカー」がおすすめ
お庭の飛び石を歩くので
庭石を削らない「スニーカー」がおすすめ。
いよいよ見学会当日。
美術館の入口に集合。
庭園美術館は、
元吉田神社の神官の自宅を
重森三玲が譲り受けた邸宅だ。
そのような訳で、
吉田神社から歩いてすぐにある。
ちなみに、京都大学のお隣です。
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左側には「招喜庵」の表札と・・・
![](https://i0.wp.com/hirunenikki.com/wp-content/uploads/2019/12/IMG_6340.jpg?resize=601%2C589&ssl=1)
右側には「重森三玲旧宅」の表札も。
![](https://i0.wp.com/hirunenikki.com/wp-content/uploads/2019/12/IMG_6336.jpg?resize=604%2C688&ssl=1)
門をくぐり、玄関前で集合です。
14時前になると12名が集合。
中国からのインテリな観光客も1グループ参加。
(英語で色々質問されていて、
ガイドさんが英語で分かりやすく説明してました。)
![](https://i0.wp.com/hirunenikki.com/wp-content/uploads/2019/12/EBQA8439.jpg?resize=1024%2C717&ssl=1)
建物の由来を読むと、
庭園美術館が開館になったのは平成18年。
意外と最近だったのね。
書院から枯山水を眺める
ケヤキの一枚板(!)の繊細な廊下。
敷物の上をそおっと通過して、
書院内部へ。
![](https://i0.wp.com/hirunenikki.com/wp-content/uploads/2019/12/IMG_6308.jpg?resize=599%2C799&ssl=1)
一枚板だからこそのデリケートな美でした。
![](https://i0.wp.com/hirunenikki.com/wp-content/uploads/2019/12/IMG_6297.jpg?resize=598%2C618&ssl=1)
天井のランプシェードは
交友のあった「イサムノグチ」デザイン。
モダンなランプが
江戸時代の書院になじんでいます。
![](https://i0.wp.com/hirunenikki.com/wp-content/uploads/2019/12/IMG_6289.jpg?resize=601%2C450&ssl=1)
見学者一同、まず書院に座って、
お庭を眺める。
![](https://i0.wp.com/hirunenikki.com/wp-content/uploads/2019/12/FUAZ7527-1.jpg?resize=521%2C390&ssl=1)
それから見学者が場所を交代して
正面からお庭を撮影。
![](https://i0.wp.com/hirunenikki.com/wp-content/uploads/2019/12/IMG_6299-2.jpg?resize=1024%2C768&ssl=1)
青石のモダンな枯山水庭園。
中央に蓬莱島、東西に方丈、壷梁(こりょう)、
瀛州(えいしゅう)と仙人の住む島を
表現した石組なんだそう。
![](https://i0.wp.com/hirunenikki.com/wp-content/uploads/2019/12/IMG_6282-2.jpg?resize=1024%2C768&ssl=1)
美しい青石は島を、
白い砂は海を表現している。
冬は苔色が美しい季節。
青石との対比もあざやかだ。
![](https://i0.wp.com/hirunenikki.com/wp-content/uploads/2019/12/IMG_6306.jpg?resize=603%2C804&ssl=1)
苔と白砂の曲線美も、寄せては返す波みたいで
リズム感がある。
![](https://i0.wp.com/hirunenikki.com/wp-content/uploads/2019/12/IMG_6330.jpg?resize=819%2C1024&ssl=1)
敷石と苔の曲線も心地よいリズム。
![](https://i0.wp.com/hirunenikki.com/wp-content/uploads/2019/12/IMG_6317.jpg?resize=768%2C1024&ssl=1)
丸っこい飛び石は茶室へ続きます。
茶室の見学へ
![](https://i0.wp.com/hirunenikki.com/wp-content/uploads/2019/12/IMG_6314.jpg?resize=566%2C755&ssl=1)
茶室の入口はこちらから。
広い茶室で、入口も入りやすい。
![](https://i0.wp.com/hirunenikki.com/wp-content/uploads/2019/12/IMG_6320.jpg?resize=578%2C771&ssl=1)
靴を脱いで上がります。
![](https://i0.wp.com/hirunenikki.com/wp-content/uploads/2019/12/GDUY9690.jpg?resize=647%2C574&ssl=1)
市松模様の大波が舞うふすま。
八角形の照明は、重森氏のデザイン。
モダンな市松模様のふすまとピッタリだ。
![](https://i0.wp.com/hirunenikki.com/wp-content/uploads/2019/12/IMG_6333.jpg?resize=1024%2C768&ssl=1)
市松模様のふすまは、塗料で化粧した和紙を
コラージュ方式で貼っている。
![](https://i0.wp.com/hirunenikki.com/wp-content/uploads/2019/12/IMG_6329-2.jpg?resize=582%2C436&ssl=1)
茶室の奥には、プライベートな
坪庭がありました。
![](https://i0.wp.com/hirunenikki.com/wp-content/uploads/2019/12/IMG_6339-2.jpg?resize=591%2C597&ssl=1)
これでお庭の見学はおしまい。
大がかりな枯山水庭園が
個人宅に存在するのに驚きました。
これは一般公開する価値ありです。
作庭家として
最高の環境を整えて、
いろいろな構想を練っていた場だなと思う。
雨の日も観て、
1年を過ごしてたのか・・・。
予約するのは少しだけ面倒でしたが、
訪問して良かった。
これで今年やりたいことリストの
ひとつがかないました。
次はどこに行こうかな。
庭園美術館に行くなら、
ぜひ隠れ家カフェにも行って欲しい
![](https://i0.wp.com/hirunenikki.com/wp-content/uploads/2019/12/IMG_6262-scaled.jpg?resize=320%2C180&ssl=1)