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直感で早期退職しちゃったけど、結果オーライ
夏の終わりに26年勤めた会社を
「えいっ」と早期退職しました。
あのときは、「今だ!今しかない。」
と直感で会社を辞めちゃいました。
今、おかげさまで幸せです。
あのとき決断して正解だった。
ただ、「辞めて良かった。ハッピー♪」で
記憶が薄れていくのはもったいない。
会社を辞めて5ヵ月たった。
そろそろ頭もスッキリしてきた。
「会社を辞めた理由」を言語化してみました。
理由① 5年後会社で働くイメージが思い浮かばない
「早期退職募集」を知ったとき、
なんとなく「1年後」自分は会社にいるかな・・・と
イメージしてみた。
1年後の自分。
今と同じようにオフィスで働く自分が
映像で思い浮かんできた。
ふむふむ、1年半後は会社で
働くのも大丈夫。
じゃあ、5年後はどうだろう?
5年後のわたしは・・?
5年後に会社で働く
イメージが思い浮かばない。
オフィスの映像は出てくるんだけど、
わたしはオフィスに居ない(-_-;)
何回想像してみても、
わたしはいなかった。
これでなんとなく、
ああ、5年後は会社に居ないのね・・・と思った。
今辞める方がいいやん!と思ったのだ
理由② 50代は会社で居場所がなくなりそう?
広告関係の仕事をずっとしていました。
広告の仕事って「アイデア」で
勝負する部分が多くて面白い。
ただね、広告主のスケジュールで
動くので、不規則&ハードワーク。
正直、エネルギーのある
20代~40代前半に
向いている仕事だね。
広告主に時間と労力を捧げる
サービス業種なもので、
だんだん疲れが蓄積してきた。
ココロが鈍くなる感じ。
50代の先輩をみても、
生き生きと働いている人が
少ない気がしたなぁ。
(わたしの主観で書いてます。
そうじゃなかったら、
ごめんなさい(^^;))
という予感がしたので、
逃げちゃうことにした。
理由③ 自分の価値観が「広告」の仕事とズレてきた
広告の役割は、
「広告主の商品やサービスを購入喚起させる」こと。
モノであふれている世の中でも、
「もっとモノを買ってもらうために」
消費者の心を刺激する方法を
いつも考えていた。
自分自身は、
お気に入りのモノがあれば、
もうそんなに買い物しなくていいな・・・と思ってるのに。
割り切って仕事をしてきたけど、
気持ちの上でモヤモヤが貯まってた。
そういうストレスがなくなったのは
予想外の収穫でした。
理由④ 50代のうちに、モノをつくる人になりたい
人生100年時代はおおげさにしても、
予想以上に長生きしちゃう時代である。
60歳の定年まで働いて、
その後「モノをつくる人」になりたいな。
60才から、新しいスタートって
すぐできるかな・・・?
そんなことをずっと考えていた。
まだ頭も柔らかい。
始めるなら、今じゃない?
50才前からモノ作りを始めれば、
60代はさらに熟練して
愉しくなりそう。
そういう気持ちの時に、
母からこの本を渡されて、
しっくり来ました。
50歳って、なんだかんだいって
節目なんだ。
次のステージにいくなら
50前が潮時でした。
理由⑤ 家族・愛犬のケアをして、元気にしたい
ウチの母親は幸いなことに、
今は健康で元気に暮らしてる。
父が数年前に入院して亡くなったあとは、
気力・体力を磨り減らしてた。
普通の暮らしに戻るまで、
3年以上かかったな。
やっと普通になってきた今、
もっと元気になってもらうために
娘としてケアしたい。
実家のリフォームも手伝って、
元気で愉しく暮らして欲しいのだ。
そして、愛犬のシズカも15歳。
人間でいえば75歳のおばあちゃん。
今も元気だけど、
できるだけ長く一緒に過ごしたい。
長生きしてね、シズカさん。
元の会社の人には、犬バカはバレバレで
犬のために会社を辞めるんでしょ~?と
言われちゃった。
理由⑥ 早期退職のボーナスが予想以上に多かった
正直、「お金」は大きなきっかけでした。
早期退職の面談をしたときに、
退職金の金額を告げられた。
ご丁寧に、税引き後の金額まで
教えてくれた。
その金額を聞いて、思わず言ってしまった。
「おひとりさま」だし、
自分の貯金+早期退職のお金で
セミリタイアも実現できそう。
退職したあとで、
また正社員になって
ぎゅうぎゅう働くのは無理だけど、
「モノを作る人」を目指して
しばらく暮らすのだ。
失業手当も、早期退職なら
会社都合で330日もらえる。
人生のロング・バケーションをもらうことにしました。
次の人生をはじめてます。
早期退職制度よ、ありがとう。
今回、ほんとに幸運が重なって、
ありがたく会社を辞めました。
ひっそりと愉しく生きていきます。