目次
「親」に早期退職を説明するのが心苦しい・・・
今年の夏前に、「会社辞めちゃおう!」と決心しました。
(会社で早期退職の募集があって、条件が良かったのだ。)
自分でココロに決めたものの、1つ心配なことがありました。
会社を辞めると伝えるにはどうしたらいい?
父は、3年前に病気でなくなりました。
その後、母は元気で暮らしているものの、
もう76歳だからなぁ。
真面目な性格だし、びっくりさせて、
体調が悪くなったらどうしよう・・。
もじもじしてたら、なぜか
母からこの本を手渡されました。
「この本、とってもいいから。
おねえちゃんも読んでみたら?」
五木寛之「百歳人生を生きるヒント」をおすすめされる
この本の中の「古代インド」の「林住期」という考え方が
まさにセミリタイアの思想。
50歳前で、会社を辞めようと思うわたしにぴったりでした。
学生期 0~25歳
学びの時期
家住期 25~50歳
家庭を作り、仕事に励む時期
林住期 50~75歳
仕事や家庭から卒業。
林に庵を構えて、
自らの来し方行く末を
深く瞑想する時期
遊行期 75~100歳
遊行して人に道を説き、
人生の知恵を人々に授ける時期
おかあさん、もしや超能力者なの?(笑)
母に早期退職を相談したら、
「いいんじゃない」とアッサリ賛成されちゃった
五木寛之の「林住期」に勇気をもらい、
「実は・・・早期退職しようと思ってる」
と伝えたところ、
「50歳は区切りだし、いいんじゃない?」
とアッサリ賛成してくれました。
わたしが思っていたより、母の器は大きかった。
「お父さんを見てたら、
50歳過ぎての会社勤めは
やっぱりしんどそうだったしね・・・。
家族のためにお父さんは
働いてくれたけど、
アンタはおひとりさまだし、
好きにしたらいいじゃない。」
「そう思って、五木さんの本をおすすめしたのよ。」
オカンって、偉大ですねえ。
退職後、どうなってる?
そんな感じで、8月末に会社を辞め、4ヵ月経ちました。
もともと週に1回実家に行っていたのですが、
早期退職後も同じペースで帰ってます。
(わたしの家から実家まで30分くらい。近いのです。)
そのほかに、急な用事があれば立ち寄ったり、
外でランチを食べたりしています。
それくらいしか会っていないけれど、
それでも母は「何かあれば、いつでも駆けつけてくれる」
安心感があるそう。
もし体調が悪くなって、動けなくなっても
おねえちゃんが来てくれるから大丈夫・・・と思えるみたい。
昔気質のヒトだから、
会社員のうちは仕事の邪魔を
しちゃダメと我慢していたんだね。
そんなわけで、
「いいタイミングで会社を辞められて、ラッキーよね」
と母も満足の早期退職なのでした。
母の体が元気なうちに、たくさんの時間を一緒に過ごしたいです。