セミリタイアしてから、
朝ごはん、昼ごはん、晩ごはんも家で食べる。
(あたりまえやけど・・・)
せっかく自炊するのなら、
といいつつ、
に作りたい
そんな“わがまま”な願いから、
「シンプルに美味しく自炊する本」
に最近心惹かれてる。
目次
たすかる料理 按田さんの自炊は自由でワイルドだ
餃子店といいつつ、水餃子メインだったり、
「ラグーごはん」という独特な汁掛けごはんなど
按田さん考案の面白いメニューで大人気みたい。
「たすかる料理」は、按田さんのユニークな
料理の考えをまとめた本。
その料理信条が自由で、ワイルドなのだ。
一人暮らしでも、
豚肉は塊で、
鶏肉も一匹、
荒巻鮭もまるまる買って料理する。
なぜそんなにワイルドなの?
なぜそんなことが可能なのか、
その秘密が知りたい。
按田さんの料理ルールで、
そのカギを抜き出してみる。
普段の食事はしびれ旨くなくていい
美味を追求するのではなく、
カラダに優しい食材も取り入れつつ、
ふつうの味で、生活を邪魔しない味がいい。
意識して下げると
楽になる
ごはんと味噌汁の献立は捨ててしまった
按田さんの自炊の定番は、
茹でた肉+芋の組みあわせ。
例えば、ふかした芋を主食にして、
茹でた豚肉をスライスし、
野菜と組み合わせて食べる。
ごはんにこだわらず、
保存の利く芋を主食にする。
自分の体調にフィットすれば、
そんな柔軟な食べ方もあり。
按田さんは、ペルーのジャングルで
「食事を作る」仕事の経験があり、
「芋」の素晴らしさに目覚めたそう。
じゃがいもで同じことをしてた
なるほど、それもアリだよな。
鏡を見るように自炊する
鏡で自分を見るように、
どんなものを食べたいか、と心にたずねてみる。
食べたい味が分かったら、
手持ちの材料で
どうやって作るかを考える。
食事を作るのが楽しくなってきた
パーツを調理しておく。
パーツの組み合わせが、料理になる
食材を茹でたり、塩付けにしたりして半分調理しておく。
半分調理しておけば、保存できるし、
自由に組合わせできる。
豚肉の塊をパーツ調理するなら・・
→茹でる
→茹で揚げる
→塩豚にする
鶏まるごとパーツ調理するなら・・
→オーブンで焼く
そのまま食べる、
残りはスープや炊き込みご飯にする。
汁麺にしても。
この考え方は
めっちゃいいと思う。
何かをしながらできるし、
その後の料理が楽になる
食材を長持ちさせるための「調味料」
按田さんが信頼を置くのは、「酢と塩」
食材に「酢」をかけておけば腐らない。
同じく「塩漬」にすると長持ちする。
酢と塩を上手に使えば、
食品をむだにせずに、自炊が楽になる。
これも同感。
お酢を掛けてマリネにしてました。
これを読んで、久しぶりに「塩豚」を作ることにした。
塩豚を焼いて食べると美味しいんだよね。
口の中の「ペーハー」に合った料理を選ぶ
「口の中の状態」を「ペーハー」という表現で説明してる。
「ペーハー」という考え方が新鮮。
朝起きてすぐのペーハー。
疲れている時のペーハー。
揚げ物を食べた後のペーハー。
和菓子を食べた後のペーハー。
それぞれ、口の中の状態が違う。
だから食べたい料理・飲みたいドリンクが違ってくる。
無意識のうちに、食べたいものを選んでいる。
ペーハーを意識して、
食べたいものを選んでいけば
さらにカラダが喜ぶ
メニューが選べそう。
科学的根拠はないらしい(笑)
口の中のコンディションを説明するのに、
なんとなくペーハーがいいんじゃない?
というノリなんだって(笑)
↑このゆるい感じもまた面白い。
「たすかる料理」が面白かったので、
按田さんの次の本にも興味が出てきた。
「食べつなぐレシピ」って役立ちそうだもん。
坂口恭平氏の「COOK」も
自炊が楽しくなる本だ。