この本を知ったきっかけは、
NLP(神経言語プログラミング)を勉強している友達からです。
「ソース」のセミナーに出た友達は、
「ソースって、ちょっとすごいのよ」と興奮気味に
「ソースの考え方」を教えてくれました。
「ソースのメソッド」を聞いた時に、
「ワクワクすることだけをして、ごはんを食べていけるの?」
「そんなうまい話あるのかな・・・」と半信半疑でした。
ただ、ココロの反対側では、正直に生きるソース実践者をうらやましいと思いました。
そして、ココロがざわつきました・・・。
「わたし、このまま会社にいるべきなの?」
「もっと自分がワクワクすることをしないと、時間がもったいないかも」
「この本、もっと早く知りたかった。
高校生・大学生・20代の頃に知っていたら人生変わっていたと思う・・・。」
「わたしに高校生の子どもがいたなら、進路のために絶対に教えてあげたい。」
・・・40代にして、ソースを知った焦りもあった。
ここからは、「ソース」って何ぞや?を理解している範囲で
詳しく書いていきます。
目次
- そもそも、SOURCE(ソース)って、何?
- アンバランスな人生は危険な状態!に気づきなはれ
- アンバランステストは、簡単な質問が50問。サクサク答えられます。
- 誰もが信じているウソ(常識?)にだまされたら、アカン
- 責任感のウソにだまされるな
- やる気のウソにだまされるな やる気がでないのは、ワクワクしていないから。やる気を無理にだささなくていい。
- 能力のウソ・上手のにだまされるな 能力があるからといって、好きじゃないことをしなくていい
- 決断のウソにだまされるな。 気が進まないときは、後伸ばしにしよう。グズグズしていていい。
- 妥協のウソ・優先順位のウソにだまされるな。 やりたいことは全部やれ。妥協してあきらめるな。
そもそも、SOURCE(ソース)って、何?
ソースの意味は、「源」「源泉」という意味。
「ワクワクの源泉」「生きる意欲の源」を表します。
ソースプログラムを短くまとめると、このようになります。
「常識のウソに縛られなるな」
「幸せのコツは、自分がワクワクすることを、全て同時にやること」
「幸せとは、バランスがとれだ状態を言う。アンバランスがダメ。」
「ココロから夢中になれることを追求すれば、食べる道は開ける。」
「自分が嫌なことはしなくていい。」
そんな都合のいい絵空事があるのでしょうか。
やりたいことだけをしていて、ごはんを食べていけるの?と思いますが、
もうすこしおつきあいください。
わたしは、この本で「ソース」を復習しました。
ソースの考案者は、「マイク・マクマナス」というアメリカ人。
この陽気な笑顔のおじさまです。

1933年生まれ。(残念ながら、故人)
ワシントン大学にて教育学の修士号取得。
教師等さまざまな職業を経験。セールスマンとして働いていたが、成績不振でリストラに遭遇。失業中のボランティアとして、中学生の問題児を立ち直らせるために、「ソース」メソッドを開発。「ソース」は、全米に2万人を超える体験者を生み出し、成功を収める。
彼も自分のワクワクすることを追求することで、レコード会社、不動産会社、競走馬の飼育会社等を設立し、1982年よりワシントン州上院議員。(自分のやりたいことをやって、最終的に議員になっちゃうなんて、面白い人だ。)1999年3月に逝去。その葬儀には、全米から「ソース」の教え子達が集い、次々と彼への謝辞を述べたそうです。
アンバランスな人生は危険な状態!に気づきなはれ
仕事が忙しくて、プライベートや家族にかける時間がとれない・・なんて、あたりまえだと思っていました。だって、良識あるオトナなら「仕事(責任)」をまず第一に遂行してから、自分のことに取りかかるべきと育てられてきましたから。
でも、マクマナスおじさんは、こういいます。

「そのアンバランスが不幸の始まりや!」
「めちゃめちゃ仕事ができて、たくさん稼いでても、
その仕事が嫌いだったら、不幸せやろ?」
なんとなく関西弁が似合いそうな顔なので、勝手に意訳しました。
そこで、マクマナスおじさんは、アンバランステストをチェックしたら?と
おすすめします。
アンバランステストは、簡単な質問が50問。サクサク答えられます。

わたし、このアンバランステストは、そこそこバランスが良かったんですよ。
だから、「わたしの人生大丈夫よね」と思っていたのですが、
その次の「人生のウソにだまされるな」と読んで、うむむ・・・となりました。
マクマナスおじさんは、続けて言います。
誰もが信じているウソ(常識?)にだまされたら、アカン
小さいころから、ワシらいろんなウソを信じ込まされてきたよな。
「責任感のウソ」
「やる気のウソ」
「能力のウソ」
「上手のウソ」
「決断のウソ」
「妥協のウソ」
「優先順位のウソ」
今から、それぞれのウソにだまされたら、アカンという話をするで。
責任感のウソにだまされるな
自分が好きなことだけをするのは無責任。
立派なオトナは、家族や社会が期待することを果たすべきだ。
自分勝手なオトナではなく、責任を果たすオトナになれ。
これ、まっとうなことですよね・・。
わたし、そういう風に育てられてきました。
でも、マクマナスおじさんは言います。

「自分が心からしたいことをするのが
本当の責任なんや。
自分自身に正直に生きると、
魅力的な人間になれる。
それが本当の責任や。」
・・・その考えって言葉は違えど、あのベストセラー「嫌われる勇気」と同じことを伝えている。社会や親や家族への責任を言い訳にするのはズルイ。
やる気のウソにだまされるな
やる気がでないのは、ワクワクしていないから。やる気を無理にだささなくていい。
やる気を無理にだしても、結局は自分を苦しめるだけ。
マクマナスおじさんは、優しく言います。

「ワクワクすることをすれば、
やる気は自然にわいてくるはずや。
創造性が生まれて、
奇跡的なチカラが生まれるんやで。」
そうね、気が進まないことをやらなきゃと思うと、
がんばって「やる気」を絞り出すようなことをしているものね。
それで、自分もヘトヘトになったりします。
好きなことをしていたら、あっという間に時間が経つし、
手間も努力もつらくない。
「フロー状態」になれるのが、それが理想の状態だ。
能力のウソ・上手のにだまされるな
能力があるからといって、好きじゃないことをしなくていい
自分が簡単に上手くできること=得意なこと=能力があると言われています。
自分の得意なこと、能力があることを職業に選ぶと、稼げるし、正しい選択だ。
・・・といわれています。
(あの林修先生も、同じ内容のことを言っていました。
自分は、国語を教えることがそれほど好きではないけど、得意だし稼げる。
ほんとは恋愛小説を書きたいが、能力がないから、それは適職じゃないってね。)
でも、マクマナスおじさんは、宣言します。

「ワシは、セールスとか寄付金を集めるのが
めっちゃ得意やねん。
でも、セールスとか募金集めは嫌いやねん。」
「下手でも、ワクワクすることをし続けることが
成功の秘訣やで。」
「ワクワクすることなら、自然にやる気が出て、
上手になっていく。幸せで満足そうな人のところには、
人やチャンスやお金が引き寄せられるんや。」
能力がないと思っていても、
ワクワクすることをやってみると、道が開ける。
今の能力だけで判断すると、自分のココロを無視することになる。
ココロのワクワクを重視して、やってみるべし。
決断のウソにだまされるな。
気が進まないときは、後伸ばしにしよう。グズグズしていていい。
決断ができないときは、ココロがその決断を望んでいないとき。
そんなときに無理をして決断をしても、いいことはない。

「ワシ、失業中に、職探しになかなか積極的になれなくて、グズグズ先延ばしにしとったんや。でも、そのおかげで、ヒマな時間にソースのプログラムを思いついたんや。
グズグズ万歳や。」
それもそうかも。自分で乗り気にならないと、その後も上手くいかないことが多いかも。
妥協のウソ・優先順位のウソにだまされるな。
やりたいことは全部やれ。妥協してあきらめるな。
「二兎を追う者は一兎をも得ず」って言うし、
現実的になって、実現可能性の高い方を選ぶのが賢いと思うけれど、
マクマナスおじさんは、またまた言います。

「自分がやりたいことは、全部やってみなはれ。
柔軟に考えれば、道は開ける。真に豊かな人生を送って人は欲張りなんや。」
現実的に妥協しなければいけないと思い込むと、自分の可能性を狭めることになる。まずは、ワクワクすることをすべてやってみて、決めてもいいかも。
とにかく、マクマナスおじさんがいいたいことは、これ。
「常識のウソにだまされるな。
自分のワクワクするココロに正直になれ!」
これだけで、本の1/3を費やしています。
それだけ、「常識のウソ」の呪縛が強力だということですよね。
呪縛が解けたら、やっとソースプログラムの実践です。
→→ 次に続く
