目次
今年は、3つの曜変天目茶碗が観られるアタリ年。
世界に3つしかない曜変天目茶碗。
- 大徳寺龍光院蔵
- 静嘉堂文庫美術館蔵
- 藤田美術館蔵
2019年は、この3碗が展示会に出展されます。
先日、MIHOミュージアムで大徳寺龍光院の曜変天目を観て
ジワーッと感動してきた。
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今度は、奈良の国立博物館へ行ってきた。
曜変天目茶碗ツアー、第2弾。
藤田美術館の曜変天目を拝みに奈良へ。
奈良国立博物館は、
近鉄奈良駅から歩いて10分。
「国宝の殿堂」藤田美術館展にやってきました。
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外国人観光客に向けて英語・中国語・ハングルでアピールしています。
![](https://i0.wp.com/hirunenikki.com/wp-content/uploads/2019/05/IMG_2463-2.jpg?resize=594%2C437&ssl=1)
藤田美術館の曜変天目、瞳に焼き付けた
入場後すぐに曜変天目を待つ行列に並んで20分。
薄闇の中に浮かび上がる曜変天目を
じっくり鑑賞できました。
ここからは、美術館の画像をお借りして備忘録として記録します。
手のひらにすっぽりおさまるくらいの
小ぶりのお茶碗で、横からみた時の
キレのあるシルエットが小気味いい。
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3つの曜変天目茶碗の中では、
ひかえめな輝きと言われてますが、
小さな星が瞬く様子に
心がシーンと静かになる。
細かい曜変が天ノ川のように瞬いてます。
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今回の展示では、お供の天目台も展示されていました。
曜変天目茶碗だけでもキラキラですが、
天目台も螺鈿細工でギラギラしています。
(“金”という文字も螺鈿で細工されていた。
このセンス・・・成金みたい・・・。)
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キラキラ尽くしが当時の流行だったのか。
茶室は薄暗いから、キラキラしすぎくらいで
ちょうど良かったのかもしれない。
今回購入した美術展グッズはこちら
曜変天目茶碗3つを並べたクリアファイル。
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上から1番目が、大徳寺龍光院蔵。
2番目が、静嘉堂文庫美術館蔵。
3番目が、藤田美術館蔵。
同じ曜変天目茶碗でも、
曜変の様子に個性があり、
それぞれ美しい。
奇跡の美術展になるだろうな。
わたしが生きているうちに、
そんな夢の企画展が実現しないかな。
今回、静嘉堂文庫のお茶碗は
残念ながら見に行けそうにありません。
いつか3碗をコンプリートできますように。
可愛らしい亀の香合「交趾大亀香合」
今回の美術展は、曜変天目茶碗の他に、
藤田氏の美意識で収集された
美術品を数多く拝見できます。
この亀の香合は、藤田傅三郎が死ぬ前に
オークションで必ず落札して欲しいと依頼した品。
見事落札したものの、
作品が手元に届く前に亡くなったそうです。
ツンと上を向いた亀の表情と
すぼめた手足が、
ユーモラス。
とぼけた可愛さがありました。
色っぽい地蔵菩薩立像 (快慶作)
あの快慶作の地蔵菩薩蔵。
彩色がしっかり残っていて、
赤いくちびるが色っぽい地蔵さま。
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どんな仏様だっけ?
地蔵菩薩とは?
大きな慈悲の心で人々を包み込んで救う仏。
弥勒菩薩が56億7000万年後に
この世に現れるまで仏がいない状態が続きます。
その間、命あるものすべてを救済する菩薩らしい。
この世で一度でも地蔵菩薩に手を合わせると
身代わりとなって地獄の苦しみから救うとされる。
親しみを持って、
「お地蔵さん」と呼んでいたけれど、
すごいパワーを持った仏様だったのだな。
反省。
これからは、お地蔵様に
もっと感謝をもって
拝むことにします。
「なら仏像館」は、続けて観ておきたい
奈良国立博物館には
「なら仏像館」という仏像ばかり集めたゾーンがあった。
地蔵菩薩を観た勢いで、こちらも拝見することに。
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重要文化財級の仏像を
ガラス越しではなく、
後ろからも横からも
眺められる素晴らしい展示。
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心が落ち着く年になってきた。
ありがたや。
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なら仏像館は、明治期の欧風建築。
天井も高くゆったりとしたスペースに
解放された心地になった。
プラス料金になるけれど、
奈良国立博物館に来た時はまた
仏像・仏像・仏像の海に浸りたい。
奈良の「鹿」が今日はガツガツしていない。
美術品を鑑賞したあと、
新緑の奈良公園を歩く。
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この時期の雄鹿は、角がまだ残っている。
鹿らしくて、かっこいい。
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いつもなら、鹿せんべいを求めて
そわそわしている鹿たちが落ち着いている。
おなかがいっぱいで、満足してる?
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どうやら、外国人観光客のみなさんが
気前よく「鹿せんべい」をあげているので、
鹿たちはおなかがいっぱいみたい。
今なら、鹿に襲われることなく、
のんびりと鹿を愛でる余裕ありです。
奈良のお土産は、鹿のおみくじ
鹿はやっぱり可愛いなと思ったからか、
「鹿みくじ」をつい買ってしまった。
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鹿はそれぞれ顔の表情がちがっていて、
どの子にしようか迷う・・・。
おすまし顔のこの子にしました。
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おなかの下に隠れている
「おみくじ」を取り出して・・・。
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![](https://i0.wp.com/hirunenikki.com/wp-content/uploads/2019/05/IMG_2551-1.jpg?resize=388%2C517&ssl=1)
めでたさも、中吉なり。